原料について

マンゴー

マンゴー

フィリピンのカラバオマンゴーは、過去に「the sweetest fruit in the world 」としてギネス・ブックに登録されたことがあるくらい糖度の高いマンゴーです。またフルーツの美味しさは糖度と酸度のバランスですが、カラバオマンゴーは高い糖度に加え適度な酸味もあり、マンゴースイーツの本場香港では一番人気のマンゴーです。

そして私たちが使うマンゴーは、樹上で115~125日栽培した栄養たっぷりのカラバオマンゴーです。通常は90日〜100日程で収穫されます。栄養を蓄えるために長く栽培したマンゴーですので、その分農家さんより高い値段で購入しています。

そのマンゴーを徹底した『追熟』管理によって美味しさを高めます。長年の経験と実際の食味や検査で熟度をしっかり管理。完熟のピークを逃さず、甘さ・酸味の最もバランスの良いところで加工しております。

またフルーツの中では、ビタミンA作用や抗酸化作用のあると言われるβカロテンを多く含んでいます。

パイナップル

パイナップル

パイナップルにはたくさんの品種がありますが、フィリピンのパイナップルは、通称「ゴールデンパイン」と言われ、果肉はゴールデンにふさわしい濃厚な黄色、糖度も香りも高いパイナップルです。

ただいくら美味しいパイナップルでも未熟のものはその美味しさを出し切ることはできません。パイナップルはマンゴーと違って収穫した時より甘くならず、その時の美味しさが大切です。私たちは選果の段階で今まで培ってきた経験による方法で選別し、またその後の工程でもチェックをして、完熟したパイナップルのみを使用しております。

一番美味しい時に、その美味しさが損われない短時間の間に加工することが出来るのは、原料生産地加工の最もいいところです。

パイナップルにはブロメラインという消化を助ける酵素が含まれています。ブロメラインは肉のたんぱく質を分解することでよく知られています。ただ酵素ですので、缶詰などのように高温処理してある場合は失活してしまいます。

パパイヤ

パパイヤ

私たちが使用しているパパイヤは現地では「Red Lady」と言われています。名前のとおり赤肉系のパパイヤです。フィリピンの現地種で遺伝子組み換えとは関係のないパパイヤです。

また無農薬で栽培されています。甘味はそれほど強くないですが、乾燥させると濃縮され、ほど良い甘さになり、好きな人は食べ続けても飽きないというくらい、クセになる味です。

パパイヤにはパイナップルと同じように消化を助ける酵素が含まれています。パパインという酵素です。とても強力な酵素でお肉のたんぱく質を短い時間で分解してしまいます。パパイヤの汁にお肉を浸すと、すぐに柔らかくなるのはこの酵素の働きです。これも高温処理をすると失活してしまいます。

バナナ

バナナ

私たちが使用するバナナはほとんど変色しません。また冷凍して解凍してもほとんど解凍ドリップが出ません。バナナは大変品種の多いフルーツです。

私たちが日常食べているバナナは「キャベンディッシュ」という品種です。私たちが使用するバナナは現地で野菜バナナとして食べられるサバ種のバナナで、無農薬で栽培されています。

通常のバナナと比べて栄養が高く、エネルギー量は約1.5倍、クエン酸も1.7倍含まれています。栄養を積極的に取りたい人には最適なバナナと言えます。

樹上完熟と追熟の違い

フルーツは種類によって完熟に至る過程が違います。収穫せずぎりぎりまで樹上で栽培することで完熟になり甘味が増すものと、収穫してから期間を置くことで樹上完熟と同じように甘みが増すものがあります。

代表的な樹上完熟タイプとしてパイナップル、リンゴ、スイカなどがあり、追熟タイプにはバナナ、キウイ、マンゴー、パパイヤなどが挙げられます。私たちはこれまでの経験と数値管理、また直接味を確認することで、それぞれのフルーツが最も甘くなるベストタイミングをしっかり管理して製品化することにこだわっています。

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